
体験ダイビングとBMI・血圧|青の洞窟を安全に楽しむために

青の洞窟を楽しむ前に、知っておきたい呼吸トラブルがあります。
水中で急に息苦しくなったり、咳が止まらなくなったりする「浸漬性肺水腫(IPE)」です。まれな症状ですが、体験ダイビングやシュノーケリングでも起こる可能性があります。
この記事では、BMIや血圧との関係、注意したい症状、沖縄・恩納村の青の洞窟専門店「和」が行っている安全確認を、わかりやすくまとめます。
浸漬性肺水腫(IPE)とは
水に入ると、体の血液が胸のまわりへ集まりやすくなります。そこに冷水、運動、緊張などが重なると、肺の血管に負担がかかり、肺の中へ水分がしみ出すことがあります。
泳ぎが苦手な方だけに起こるものではありません。経験者や体力のある方でも発症例があるため、「いつも大丈夫だから」と無理をしないことが大切です。
BMI・血圧はどう関係する?
BMIは、体重と身長から体格の目安を表す数値です。BMIが高いことや高血圧は、浸漬性肺水腫のリスク要因として報告されています。
BMI・肥満:体格だけで参加の可否が決まるわけではありませんが、心臓や呼吸への負担を確認する材料になります。
高血圧:水中では胸部に血液が集まりやすく、普段から血圧が高い方は慎重な判断が必要です。
年齢・心臓病・寒さ・強い運動:複数の要因が重なるほど注意が必要です。
大切なのは、BMIや年齢だけで判断せず、普段の血圧・服薬・既往歴・当日の体調を合わせて確認することです。
海の中で見逃したくない症状
急な息苦しさ、呼吸のしづらさ
咳が続く、泡のような痰が出る
いつもと違う強い疲労感、胸の違和感
動悸、めまい、意識がぼんやりする
異変を感じたら、その時点でツアーを中止します。水面へ移動し、器材を外して呼吸を確保し、必要に応じて酸素投与や救急要請を行います。症状を我慢して続けることは危険です。
「和」がツアー前に確認していること
沖縄ダイビングショップ和では、「楽しく潜る」ための準備として、ツアー前の健康確認を大切にしています。
健康チェック:持病、服薬、過去の手術や入院歴を確認します。
血圧測定:当日の数値と体調を確認し、安全を優先して参加を判断します。
完全貸切・専属ガイド:表情や呼吸の変化を近くで確認し、無理のないペースでご案内します。
血圧計を導入した理由については、こちらの記事でも紹介しています。
旅行前にできる5つの準備
普段の血圧を確認する。自宅や医療機関で、落ち着いた状態の数値を把握しておきましょう。
持病と薬を正確に申告する。症状が落ち着いていても、自己判断で省略しないでください。
医師に「ダイビングをする」と具体的に相談する。水圧や運動を伴う活動であることを伝えると判断材料になります。
寝不足・二日酔い・体調不良で参加しない。旅行中でも、無理をしない選択が安全につながります。
違和感をすぐに伝える。小さな息苦しさや不安でも、遠慮なくガイドへお知らせください。
参加できるか不安な方は、予約前にご相談ください。必要に応じて医師の診断書をご案内する場合があります。

よくある質問
Q.BMIが高いと参加できませんか?
BMIだけで一律に決まるものではありません。持病、服薬、普段の血圧、当日の体調などを合わせて確認します。
Q.血圧が高めでも参加できますか?
治療状況や当日の測定値によって判断が変わります。高血圧で通院中の方は、事前に主治医へご相談ください。
Q.シュノーケリングでも起こりますか?
はい。沖縄県内でもシュノーケリング中の症例が報告されています。呼吸の異変を感じたら、すぐに中止することが大切です。
青の洞窟を、安全に楽しむために
安全確認は、せっかくの旅行を楽しむための大切な準備です。和では、一組貸切・専属ガイドのスタイルで、一人ひとりの体調とペースに合わせてご案内します。
不安なことがある方は、ご予約・お問い合わせの際に遠慮なくお知らせください。
参考資料
日本臨床救急医学会雑誌:沖縄県内のシュノーケリング中に発症した浸漬性肺水腫の症例報告
DANJA’PAN:AlertDiver Monthly vol.29/201911 (jshm.net)
本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の参加可否や治療については、医師および利用するダイビング事業者へご相談ください。










コメント